レジオネラ肺炎|東姫路よしだクリニック|姫路市阿保の内科・リウマチ科・アレルギー科

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レジオネラ肺炎|東姫路よしだクリニック|姫路市阿保の内科・リウマチ科・アレルギー科

レジオネラ肺炎

レジオネラ菌はもともと自然に存在しており、水分の豊富な土壌や温泉、河川などに生息しています。現在までに約60種類知られており、このうちレジオネラ・ニューモフィラがレジオネラ肺炎を起こす菌として同定されています。レジオネラ症はヒトからヒトへ感染することはなく、レジオネラ菌も汚染されたエアロゾルを吸入することによって感染すると言われています。

レジオネラ菌は尿中抗原で簡易に検出することができます。しかし、レジオネラ菌に有効な抗菌薬はニューキノロン系やマクロライド系などと限られており、抗菌薬の選択を間違えると重症化しやすくなります。

前述のようにレジオネラ菌は水分の豊富な環境を好むため、加湿器や循環式浴槽はレジオネラ菌を培養している可能性があります。レジオネラ菌は60度、5分間で殺菌されるため、水を加熱して蒸気を発生させる場合は感染源になる可能性は低いとされています。ただ、加湿器や浴槽などで「ぬめり」はバイオフィルムと言って細菌の繁殖場となるため、こまめに掃除するようにしましょう。