肥満外来|東姫路よしだクリニック|姫路市阿保の内科・リウマチ科・アレルギー科

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ファスティングとオートファジー

オートファジーとはAutoPhagyのことであり、Auto(自己)Phagy(食べる)という自食作用のことを指します。これは、細胞が自分自身の成分を分解することで、エネルギーを作って飢餓状態でも生存できる機能のことです。近年ではエネルギー産生以外にもがん、神経変性疾患、糖尿病、心不全、感染症、骨粗鬆症など様々な疾患に関与していることが知られています。そして、オートファジーの活性が動物モデルでは寿命の延長に関わることも報告されています。

元々、オートファジーは日本人研究者、大隈良典先生が発見し、日本人研究者によって牽引されてきた分野でした。大隈良典先生はオートファジーの発見の功績で、2016年に日本人で4人目となるノーベル生理学・医学賞を受賞されています。その後、東大や阪大グループを中心に日本および世界のオートファジー研究は進み、今では全世界で基礎的な内容から臨床に沿った内容まで研究されています。

現在、適度に体を飢餓状態にすることによってオートファジーを誘導し、健康を維持することの重要性が認識され始めています。しかし、中には長期間の絶食を推奨するなど不適切なオートファジー誘導を教えている情報もあります。断食後の食事は急激な血糖値上昇など血管リスクを上昇させることが指摘されており、オートファジー誘導には適切な食事方法が必要です

ファスティング外来

私は大阪大学医学部吉森研究室でオートファジー研究に携わってきました。吉森先生はノーベル賞を受賞された大隈先生の片腕として活躍されてきた先生で、今は大阪大学で教鞭を取られており、私は吉森先生の下で骨粗鬆症とオートファジーの研究をしていました。現在、吉森先生らはヒトのオートファジー活性を測定する方法を開発しています。世間ではオートファジー活性を上げることの重要性を指摘されてきましたが、これまでヒトのオートファジー活性を実際に測定できたことはなく、みんな闇雲に絶食しているのが現状です。当院では大阪大学および阪大発ベンチャーとコラボして、オートファジー活性を測ることで、患者様の食生活や運動に応じた生活スタイルを提案することが可能となります。

(オートファジー活性の測定については近いうちに検査方法が確立する予定です)

ファスティング外来の内容

只今、準備中です。