この度、2022年秋に内科クリニックを新規開業することとなりました。呼吸器内科とリウマチなどの膠原病を中心に、内科全般に満遍なく対応できるクリニックを始めます。

まずは院長である私がどのような経歴でどのような経験を持ってクリニック開業に至ったか、自己紹介を兼ねて案内させて頂きたいと思います。

私は昭和62年に姫路で生まれてから高校卒業まで、実家が姫路城近くにあるため毎日お城を眺めながら過ごしておりました。大学からは地元を離れていましたが、将来的には必ず地元に貢献できる仕事をしたいと考えておりました。そのため今回、クリニックのロゴを考案する時も姫路城と吉田の『吉』をモチーフにしたデザインを採用しております。

大学は中部地方にある名古屋大学医学部に進学しました。何故、名古屋大学を選んだのか聞かれることがあるのですが、単純に当時の自分の学力では少し阪大医学部は厳しそうだったので、可能な範囲で最も上位だった大学を選びました。大学での生活は非常に充実しており、医学は勿論のこと、旧帝の大学として研究を重視していることから大学生ながらも基礎的な研究にも従事いたしました。

名古屋大学では6回生の時に海外留学の機会をいただき、私はポーランドのグダニスク大学へ半年間留学致しました。日本人どころか全くアジア人がおらず、英語すら通じにくい環境（ポーランド人はポーランド語を話します。ポーランド語というものが存在します。）で過ごすことで、若い時に海外に住むことで日本の良さ、ひいては姫路の素晴らしさを実感しました。

個々の患者様に向き合う地域医療と、最新の医学研究を通じて医学発展に寄与することは決して相反することではなく、実際に大学の諸先輩方は双方を精力的にこなし、範を示して下さっておりました。

そんな中で私自身もロジックを組み立て根拠に基づいた医学研究と、患者様一人一人に真摯に向き合ってた医療を提供できるようになりたいと考えるようになりました。勿論、全てを等しく行うことはできないので、大学卒業後はしっかりと医学研究に勤しみ、その後は地域に根ざした医療を地元で追求したいと考えておりました。

自己紹介②では卒後の研究や医療について書いていきたいと思います。