禁煙外来①
- 2021年12月15日
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タバコと健康について
タバコが肺癌になりやすいのは周知の事実ですが、タバコは肺癌の他にも心筋梗塞や狭心症の死亡率を1.7〜3倍、突然死を1.4〜10倍、脳梗塞や脳出血の発症率を2〜3倍に上昇させるなど様々な致死的疾患にかかりやすくなります。
タバコと税金
タバコは増税の対象です。2021年10月にタバコ税が増税されたのは記憶に新しいですが、今後も段階的に増税される可能性は高いです。なぜなら、少子高齢化が進む中でこれから社会保障費は増加傾向であり、国としては税金として取れるところから取るスタンスを継続すると考えられるからです。今の日本では自動車やタバコは贅沢品として捉えられており、これらの贅沢品にお金を使う余裕のある人から、税金という形でお金を回収する傾向は今後も続くでしょう。
タバコと財布
現在タバコ1箱20本(500円)を毎日1箱吸っていたとすると、
1年:500円 × 365日 = 18万2500円
10年:500円 × 365日 = 182万5000円
30年:500円 × 365日 = 547万5000円
とかなりの金額にのぼることが分かります。
もしタバコを吸うのと同等の金額を5%程度の金融商品に投資し続けた場合、
10年:500円 × 365日 = 約297万円
30年:500円 × 365日 = 約789万円
と、これまたかなりの金額になります。
加熱式タバコについて
加熱式タバコとは身体への影響が軽減されていると言われており、IQOS(アイコス)やPloom TECH(プルーム・テック)、glo(グロー)などに代表されます。しかし、加熱式タバコはニコチンとタールを含有しておりタバコ税の対象であるとともに、様々な有害な物質が含まれています。
禁煙外来について
加熱式タバコを含むタバコは全て禁煙外来の対象となっており、保険診療によって禁煙にトライすることができます。もし、禁煙外来に興味がありましたら、お気軽に当院でご相談ください。現在、禁煙外来で使用できる薬剤が供給停止になっているため、新規禁煙外来開始はどの病院でも中止している状態です。予めご了承ください。