睡眠時無呼吸症候群(SAS)|東姫路よしだクリニック|姫路市阿保の内科・リウマチ科・アレルギー科

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)|東姫路よしだクリニック|姫路市阿保の内科・リウマチ科・アレルギー科

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症状群はSASと省略されることが多くSleep Apnea Syndromeのことを指します。しっかりと眠っているにも関わらず、呼吸がとまったり、浅くなることで脳が低酸素状態となってしまう病気です。睡眠時無呼吸症候群には2種類あり、気道が細くなる閉塞型と呼吸を調整する脳の機能が低下する中枢型があります。閉塞型と中枢型の混合もありますが、これは正確には閉塞型に分類され、ほとんどのケースが閉塞型です。閉塞型の原因の一つは肥満で喉への脂肪沈着や舌根沈下により気道が細くなることが原因です。つまり、実際の臨床現場では閉塞型の睡眠時無呼吸症候群を発見することが重要ですが、有症状者の80%が見逃されていると言われています。

症状

脳が低酸素状態になることで様々な症状が出てきます。代表的なものは就寝中のいびき、夜間の睡眠中によく目が覚める、起床時の頭痛や倦怠感、日中の眠気などがあります。

これらの症状を点数化したものが「エスワープ眠度尺度」(ESS)であり、24点中11点以上で眠気が強いと判定されます(5〜10で日中の軽度の眠気)。

「エスワープ眠度尺度」(ESS)

これらの症状を参考にBMIや基礎疾患を合わせて、簡易検査を検討します。

簡易検査では呼吸イベント(AHI)を測定することができ、

AHI<20 マウスピース治療

20<AHI<39 PSGを検討し必要なら、CPAP導入

40<AHI CPAP導入

CPAP導入後定期的に血中酸素濃度やAHIについて、かかりつけ医と相談する必要があります。

CPAPをやめるには

CPAPは使用し続けることで日中の活動性が維持されると考えられています。ただ、肥満の方であれば体重を減らすことで睡眠時無呼吸症候群が改善すれば、CPAPを中断できる方もいます。しかし、CPAPをやめると無呼吸やいびきなどの症状が出てくる場合でどうしてもCPAPを辞めたい場合はマウスピースの装着が選択肢に上がります。基本的にはCPAP使用を継続することが望ましいと考えられています。