発熱外来の年齢制限について|東姫路よしだクリニック|姫路市阿保の内科・リウマチ科・アレルギー科

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発熱外来の年齢制限について|東姫路よしだクリニック|姫路市阿保の内科・リウマチ科・アレルギー科

発熱外来の年齢制限について

今年の冬はインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行の可能性が示唆されています。それを踏まえて、1012日に政府より発熱外来が逼迫しないよう、高齢者や小学生以下の子供に限定して、病院受診する方針を固めました。

ただ、中学生から64歳以下の方でも、基礎疾患や重症化リスクのある方は医療機関に受診するべきとされています。基礎疾患とは高血圧症や糖尿病、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群などが含まれており、かなりの方々が該当することとなります。また、もともと健康だと思っていても実は基礎疾患が隠れていて気づかないだけの方もいるはずなので、年齢と基礎疾患のみでは簡単に割り切れないのが現状です。

特に睡眠時無呼吸症候群は普段の定期検診では調べることが少ないため見つかりにくいにも関わらず、重症化リスク因子として重要なものと考えられています。具体的には閉塞性睡眠時無呼吸症候群(O S A S)の方は新型コロナウイルス感染症に罹患するリスクは健常者に比べて8倍も上昇し、さらに重症化するリスクも2倍上昇することが報告されています。一方で、睡眠時無呼吸症候群の治療を適切に行い、治療指針であるAHIがコントロールされている方では新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが低下することが知られています。

睡眠時無呼吸症候群のように隠れた重症化リスク因子を持っている可能性があるため、中学生から64歳以下の方で生来ご健康な方でも、一概に病院受診すべきではないと言い切ることは難しいかも知れません。

当院では、中学生から64歳以下の方(で基礎疾患の可能性のある方)も積極的に対応するべく発熱外来を常設しております。