ばね指
- 2022年3月19日
- 一般
ばね指はよく手仕事をしていると起こりうるとても一般的な疾患の一つです。手を握るときには指の内側の腱に大きな力が加わり、その腱が靭帯性腱鞘というトンネルを滑って力を伝えます。この構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。この靭帯性腱鞘は指の付け根にあり、内側を滑っている腱に炎症が起きて腫れてしまうと滑りが悪くなってしまいます。腱鞘炎が起こることにより腱鞘というトンネルに引っかかりができてしまうため痛みが生じ、引っかかりのためにばねの様に弾かれるような動きになります。
基本的には安静や湿布薬で改善しますが、重症例ではステロイド注射や手術が必要になることもあります。