オミクロン株について②
- 2021年12月17日
- 新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症の現状〜オミクロン株について
2021年12月14日に新型コロナウイルス感染症に係る兵庫県対処方針が改定されています。これまでのコロナ対策に大きな変更はありませんが、オミクロン株流行を念頭に、P C R検査無料化が検討されています。今後、「感染の拡大傾向が見られる場合、知事の判断により、自己の意思に基づく、未接種者、接種者を含め幅広く感染不安などの理由による検査を無料化する」とされております。現時点では、オミクロン株は重症化しにくいものの、感染力が強いという印象を受けております。そのため感染拡大した際に迅速に検査施行できるように兵庫県でも対策を練ってくれているといったところでしょうか。
世界的に見て、これまで日本での流行が最小限に抑えられているといっても良い状況と思われます。しかし、ウイルス側の要因とヒト側の要因で感染力が様々に変化するため、オミクロン株がどれくらい拡散するかは不透明です。オミクロン株が広がるものとして、今のうちに対策を立てていくことに越したことはないでしょう。
兵庫県では一次救急体制を強化しつつあり、例えば抗体療法を一般クリニックでも申請すれば使用できるようになっています。現時点で使用できる抗体療法はロナプリーブにしてもソトロビマブにしても点滴製剤ですが、内服製剤が使用できるようになればより広く一般クリニックでもコロナ治療をできるようになってくるでしょう。