肥満外来
- 2022年4月30日
- 一般
「痩せたい」「体重を減らしたい」とは誰もが願うことの一つです。医学的にもBMI 25以上は肥満症となり、さらにはBMI35以上の人は保険診療の対象と定義されています。正確には保険診療の肥満(ダイエット)外来を受けることのできる基準は以下のように決められています。
- BMI35以上の高度肥満に該当する人
- BMI25以上で肥満に関連する下記疾患を有する人
- 1.耐糖能障害(2 型糖尿病・耐糖能異常など)
- 2.脂質異常症
- 3.高血圧
- 4.高尿酸血症・痛風
- 5.冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
- 6.脳梗塞:脳血栓症・一過性脳虚血発作(TIA)
- 7.脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患/NAFLD)
- 8.月経異常,不妊
- 9.睡眠時無呼吸症候群(SAS)・肥満低換気症候群
- 10.運動器疾患: 変形性関節症(膝,股関節)・変形性脊椎症,手指の変形性関節症
- 11.肥満関連腎臓病
察しの良い方はお気づきかもしれませんが、肥満を治すために有効な内服薬はいくつかあり、実際に医療の現場で使用されています。当院では、肥満や高度肥満に対する評価づけを明確にし、適切な保険診療での肥満外来を行うこととしています。