健康診断での脂質異常について①
- 2022年4月14日
- 一般
血液検査で脂質異常と指摘されることがあります。中性脂肪やLDL(悪玉コレステロール)が高いことが問題で、特にLDLは140mg/dl未満が目安となっています。一方でHDL(善玉コレステロール)は40mg/dl以上が望ましく、40mg/dl未満だと低HDL結晶となります。LDLが低く、HDLが高いことが望ましく、例えLDLやHDLが正常値でも、LDLとHDLの比率が悪いと動脈硬化になりやすいと言われています。このLDL/HDLを指数として表したものがAI指数となります。AI指数とはLDLをHDLで割った値(LH比)のことであり、2.0以上で動脈硬化になりやすいと言われています。例えばLDL130/HDL50=2.6>2.0となり動脈硬化の危険性が高まってしまいます。さらには、糖尿病や高血圧、心筋梗塞の既往がある方はA I指数が1.5以下と厳しくなります。採血で脂質異常を指摘されたり、AI指数の異常があれば、まずは近くの内科クリニックに相談しましょう。