歯周病原菌と健康について
- 2022年2月19日
- 歯科
歯周病とは3人に2人が感染している国民病の一つです。歯を失う原因としては虫歯より多く、歯を失う原因の第1位とされています。内科クリニックでは口腔内の状況についてあまり言及しないことが多いですが、口腔内細菌は全身に影響を及ぼす要素なので、常に気を配っておく必要があります。
例えば、歯周病と糖尿病は密に関係しており、歯周病治療を行うことで糖尿病が改善されることは非常に有名です。他にもNASH(非アルコール性肝硬変)や低体重児出産、早産、脳梗塞、心内膜炎など全身疾患に悪影響を及ぼすことが知られています。
では歯周病を引き起こす菌にはどの様なものがいるのでしょう。主だったものでは28種類いるとされていますが、その中で特に強い菌とされているものが、レッドコンプレックスと呼ばれている3種類です。 P.ginngivalis 、T.denticola 、T.forsythensis がレッドコンプレックスと呼ばれる菌です。
今後、歯周病と全身疾患に関して一つずつ記載していこうと思います。